中小企業診断士の学習方法
学習方法は、大きく分けると、自分で勉強する独学による学習法と予備校、資格学校、通信講座を受ける学習方法に分かれます。
・本や参考書を使っての独学は可能でしょうか?
独学での合格は不可能ではないと思います。ただし、独学の場合、予備校・資格学校、通信講座と比較して、効率が悪いのは否定できません。また、独学には途中で挫折しやすかったり、勉強の継続が難しいという欠点もあります。
早期合格を狙うなら、予備校や通信講座を受けるのが望ましいと思います。また、社会人など、勉強に費やせる時間が限られている場合も、効率性を追求して、予備校や通信講座を受講するのがいいのではないでしょうか。
このように、独学はちょっと厳しいです。独学を選んで、予備校や通信講座のの人たちと勝負するにはある程度の覚悟が必要だと思います。何らかの理由で予備校の講座や通信講座を受けられない人もいるとは思いますが、出来るなら予備校や通信講座を受けるほうがいいと思います。
金銭的な理由などから、どうしても独学を選ばなくてはならないような人でも、答案練習会や模擬試験にも積極的に参加したほうがいいと思います。特に、平成18年からの新試験のことを考えると、答案練習会と模擬試験で、新試験の出題傾向を掴んでおきたいものです。
勿論、予備校通いや通信講座にも欠点はあります。講義を聴いただけで勉強をした気になってしまうのです。予習、復習、自主学習も怠らないようにしましょう。どちらかというと、予習よりも復習のほうが重要なので、時間が限られている人は、予習よりも復習にウエイトを掛けて勉強するのがいいと思います。
勉強は積み重ねです。前回やった知識を前提としないと分からない論点も出てきてしまいます。講義についていけなくなる最大の理由はここにあります。復習をしっかりして、分からないことや疑問点をあとに残さないようにしましょう。